書道教室を始めるとき、決めておかなければならないことのひとつに
「生徒さんのお稽古の回数」があります。
書道教室というと、昔から
「週1回、月4回くらい通うもの」というイメージがあるかもしれません。
でも実際に教室を運営する上で、そのペースでお稽古を開催するのは
スケジュール的に大変なこともあります。
回数は何回がいいのか。
決まった正解があるわけではありません。
そして、教室の方針に関わる大切な部分なので、どうしたらいいのか迷うところでもあります。
今日は、私が生徒さんのお稽古の回数をどう決めたのか、紹介してみたいと思います。
私の教室では、生徒さんのお稽古は「月1回」か「月2回」のどちらかを選んでもらっています。
これは他の書道教室と比べると、かなり少ない方だと思います。
私も始める前は、正直なところ
「月1回のお稽古で、ちゃんと上達させられるだろうか」という心配も少しありました。
でも実際に教室を始めてみると、その心配は必要ありませんでした。
月1回のお稽古でも、子どもたちはしっかり上達していきます。
むしろ月1回だからこそ、集中して取り組めるという子も多かったかもしれません。
この回数に決めたのは、教室を始める前の子育ての経験がきっかけでした。
子どもが幼稚園や小学生の頃、いくつか習い事に通わせていました。
私は、他の習い事や予定と重ならないようスケジュールを調整し、
毎回送迎をして、待っている間は下の兄弟の相手をして
そしてスイミングのあとは、水着やタオルの洗濯が待っていました。
それが兄弟二人、三人分となると、毎日目まぐるしいような忙しさでした。
そんな中で「習字をやらせたくても、月4回はとても通えない」と感じていて、
きっと私と同じように思っている保護者の方も多いのではないか、と思ったのです。
そこで、自分で教室を作るとき、生徒さんのお稽古は月1回か月2回という形にしました。
最近は、いくつか習い事をしている子が多く、毎週通うタイプの習い事はスケジュール的に難しい家庭も増えています。
実際に教室でも、同じ日に習い事を掛け持ちしている生徒さんも少なくありません。
そんな中で、月1回のお稽古は保護者の方から
「これなら通える」
という声をよくいただくようになりました。
今では、全体の半分以上の生徒さんが月1回のお稽古を選ばれています。
自分が保護者として感じていたことが、同じ立場の保護者のニーズとも自然に重なったのだと思います。
教室の基本の形を決めるとき、決まった正解がなく迷うこともあると思います。
そんなときこそ、ぜひ自分の経験を起点に考えてみてください。
そこにある思いが、結果的に自分の教室の特色にもつながるのではないかと感じています。
これからも、教室運営に役立つ記事や、実際に行っている工夫を少しずつ追加していきます。
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